2年連続8度目の日本一!
全国大会が終了しました!

Report 2005.01.16


第32回全国大会

2005年1月16日(日)、東京・千代田区の日本武道館にて「第32回マーチングバンド・バトントワリング全国大会」が開催され、私たち創価ルネサンスバンガードは、2年連続・大会史上最多となる通算8度目の日本一「グランプリ・内閣総理大臣賞」を受賞することができました。
これもひとえに皆様からの応援のおかげと、深く感謝申し上げます。また当日は寒く、また大雨の降る悪天候の中にもかかわらず日本武道館までお越し頂き、声援を送ってくださいました皆様に、そして世界中より真心のエールを送って頂いた皆様に対し、メンバー一同、重ねて、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今年は、昨年度の「海」をテーマにしたショーより、さらに芸術性を求め、クールさと斬新さ、そして「近未来」を想像するような魅力あふれるショーを創り上げてまいりました。
9月の「ジャパンカップ」にて初披露させて頂き、皆様の応援を頂く中で第1位を獲得。そして東京都大会・関東大会と大激戦の中を第1位で通過することができました。
今回のショー「THE DIAMOND MISSON」は、これまでよりも難易度の高い内容となっており、メンバーは様々な挑戦をしながら、決戦の日を迎えました。

全国大会前日は雨。都内近郊にてリハーサルを行っていた私達は、本番当日の、まさに「その時」を目指しながら、着実にコンディションを整えていきました。全員が手ごたえをつかみ、一夜明け、いよいよ当日の朝を迎えます。
前日からの雨は、この日も朝から断続的に降り続け、時間が経つごとにさらに風雨が強くなりました。しかし、メンバーの顔はそんな雨に屈しない、晴れやかな表情になっていました。
都内の会場で短時間の調整を終えた私達は、お昼過ぎに武道館へ到着。ここでさらに雨は強くなり、横殴りの暴風雨、という状況でした。しかし、本番の時間、15時56分を目指して私達はさらにテンションを高めていきます。いかに悪天候という中でも、本番へのコンディションを最高潮にしていくため、メンバー・スタッフが一致団結して準備を進めました。

そして、一般の部の22番目、いちばん最後の出番となるバンガードは、いよいよ決戦の舞台へと向かっていきます。
フロアに入る直前、東入場口では、これまでの苦悩と葛藤、自身の奮闘を思い返し、そして、最後まで共に走りぬいてきた友と握手を交わし時を待ちました。そして、いよいよ胸に秘めた「誓い」を果たし行くため、「使命」を果たし行くためにフロアへと進んでいきました。
入場合図の「時報」が鳴り響くと、「蛍光グリーン」のラインが入った真っ黒な衣装に身を包んだメンバー達が織り成す「THE DIAMOND MISSION」のショーの始まりです。右肩には「ケミカルライト」が光っており、近未来的なイメージのカラーリングが、武道館のフロアの上で舞い始めました。
ミステリアスな始まりから、今回のショーの中でカギを握る「ブリーフケース」を持った男が登場します。そして映画「ミッション・インポッシブル」のテーマを奏で、段々とスピードアップするなかで、目まぐるしいほどにショーが展開されていきます。
激しい動きや、滑らかな動き、そしてパーカッション・ソロでは56個もの「ブリーフケース」が登場します。そして感動的なハーモニーを響かせるバラードが終わるといよいよクライマックスへ・・・。
重厚な「バンガード・サウンド」が武道館中に響き渡るなか、サイレンの音が鳴り、中央に固まっていくと回りから燦然と輝くフラッシュが。最後には中央で、使命を果たしぬいた男がブリーフケースを開けると、さらに眩いばかりの光が放たれました。
あっという間に10分間のショーが終わりました。過去最高のショーでした。
まさにバンガードならではのショーをお届けすることができたと、メンバーの誰もが歓喜の姿でフロアをから出てまいりました。扉を出ると、言葉に出来ない喜びでいっぱいになり、涙と汗で最高の笑顔となって記念撮影をしました。

そして、まもなく表彰式となります。メンバー全員、観客席に座りながら結果発表を待ちます。
何度経験しても、言葉には言い尽くせないほどの緊張の中、次々と順位が発表されます。そして、武道館の中のアナウンスと共に私達は歓喜の声を上げました・・・

「マーチングバンド部門・一般の部、グランプリは、創価ルネサンスバンガード!」

「ヤッター!」「勝ったぞー!」 ― みなの思いが爆発しました。涙を流し、押さえきれない感動と歓喜の中で、肩をたたき、抱き合い、両手を挙げて、「連続日本一」の勝利を噛み締めました。大きな喜びと感謝の思いを胸に、ご来場いただいてバンガードを応援してくださった皆様にお礼をし、好例の「万歳!」をしてから武道館をあとにしました。

最後になりますが、バンガードがこのように大変大きな勝利の歴史を作ることが出来たのも、私達を支援し、応援してくださる世界中の皆様、そして影で支えてくださったご家族・関係者の皆様のおかげと、心から深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
いよいよこれからが、バンガードの「新時代」となります。どこまでも感謝の思いと「挑戦心」を忘れることなく、より斬新なパフォーマンスをお届けできるよう、精進してまいります。
今後も創価ルネサンスバンガードに変わらぬご支援、そして応援を何とぞ宜しくお願いいたします。本当に、本当にありがとうございました。

創価ルネサンスバンガード 楽団長 杉本 登