次の10年への出発 ― Excelsior
第11回ビクトリーコンサート終了!

Report 2007.02.25


私達、創価ルネンサンスバンガードは、2007年2月25日(日)、千葉市の「幕張メッセ・幕張イベントホール」におきまして「第11回ビクトリーコンサート」を開催させて頂きました。
当日は天候にも恵まれる中、小さなお子様からご年配の方まで、約5,000名の皆様にご来場頂きました。まだまだ肌寒い中、遠方より多くの皆様にお越し頂き、本当にありがとうございました。
今回は第11回のコンサートとして、「次の10年への出発」にふさわしいコンサートにしようと、メンバー全員が一丸となって今までにない企画にも挑戦しました。また開演前には、全国津々浦々よりお越し頂いた皆様に対し、直接御礼させていただきたいとの思いから、開場時のロビーで皆様へのお出迎えをさせていただきました。

開演前には、林家まる子さんと雨宮朋絵さんの女性ナビゲーター2人による明るく弾むトークで、場内の熱気もさらに高まっていきました。

さて第1部は、時の流れと共に移りゆく「空の情景」をテーマに構成をいたしました。ここでは、マーチング本来の魅力と楽しさを皆様にお届けしたい、との思いでステージを構成いたしました。

場内暗転の中、時を告げる‘鐘’が鳴り響き、いよいよ第1部のスタートです。
『栄光の夜明け』と題し、トランペットのファンファーが高らかに鳴り響きます。重厚なブラスラインのサウンドをパーカッションが支え、カラーガードが色を添え走り抜けていきます。まさに「バンガードの夜明け」を想像させるオープニングにお客様の期待感が高まるのを感じました。
続いて、場面はカラーガードのステージ『光彩の舞』へと転換します。駆け抜ける風を感じさせるダンスは斬新な演出で、大空を翔ける飛行機を見上げながら優雅にフラッグも舞いました。
一瞬の閃光とともに、遠くから徐々に太鼓の音が聞こえてきます。パーカッションとカラーガードによる、『天の鼓動』の始まりです。パーカッションアンサンブル「マダガスカル」のリズムに乗せて、カラーガードが舞い、華やかに、そしてリズミカルに展開します。
ここで再びブラスラインが登場。『情熱の太陽』のごとく熱い「イン ザ ストーン」の演奏に、会場一体が手拍子で盛り上がりました。
場面は一転、雷が鳴り、嵐が吹き荒れる情景に。そして嵐が去った後には、夕暮れを思わせるアンサンブル『黄昏の風』。客席後方から、トランペットとバリトン3名による美しいメロディーが会場一杯に広がっていきました。
夕日が沈み、星空を思わせるミラーボールがゆっくりと回り始め、オルゴールの音色が静かに聞こえてきます。そのメロディーに続くように、ピットパーカッションによる「星に願いを」の演奏が静かにはじまりました。『夜空を見上げて』・・・まるで夜空に輝く星のごとく、きらびやかな鍵盤のアンサンブルに会場は温かい雰囲気に包まれました。
つづいて、重厚なサウンドが『悠久の空』を表現し、再び夜明けの時を迎えます。ブラスラインの艶やかなハーモニーが響き渡ると、いよいよ第1部のエンディング、全体のドリル演奏「Naval Bleu」です。
『水平線の彼方へ』と大空を自在に飛びゆくような躍動感あふれる曲に、メンバー全員の決意を込めて演奏させていただきました。

休憩をはさみ、第2部開演直前「ボーン ボーン チクタクチクタク・・・」と古時計の音が鳴り響きます。バンガードとジュニアのブラスメンバーで第2部の開演を告げる「大きな古時計」の演奏を披露いたしました。

そして第2部「ゲストステージ」の開幕です。最初に登場して頂いたのは、野田市立南部中学校吹奏楽部の皆様。「Turandot」のテーマに乗せ、中学生とは思えない非常にレベルの高い演奏を披露してくださいました。フィギアスケートで一躍有名になった曲でもあり、会場中が大きな拍手に包まれました。また、場内四方のお客様に向けた演奏・演技では、メンバーの皆様の真心こもった姿に、惜しみない拍手が送られていました。
続いて、柏市立柏高等学校吹奏楽部の皆様による「市柏サウンド2007」がスタート。
マーチングバンド全国大会で披露されたショー「アリラン」では、韓国衣装を身にまとったカラーガードが、美しい踊りを披露してくださり、メンバーが持つ「扇子」を使った演出には場内の観客は一気に魅了されました。一転して「たらこ たらこ」「テキーラ」のパフォーマンスでは、観客を巻き込んでの盛り上がりとなりました。さすが‘市柏’と思える、高い技術に裏付けされた演奏はまさに圧巻でした。
両校ともビクトリーコンサートには2度目の出場でしたが、前回をはるかに越える素晴らしい内容で、コンサートに華を添えてくださいました。

そしていよいよ第3部、メインステージへ。
創価ルネサンスバンガード・ジュニアが「Legend of ZORRO」の曲でショーを展開。
悪に立ち向かう正義の勇者ZORROが登場。正義の剣を掲げ、必ず悪を打ち倒すとの思いを演技に込め、ショーを作り上げました。
ジュニアらしい若さあふれる情熱的なショーに会場から惜しみない拍手を送っていただきました。

そしていよいよ創価ルネサンスバンガードの登場です。
今年のテーマは「Excelsior 〜Dream of Flight〜」。この1年間、真心より支えてくださった多くの方への感謝と、更なる高みへ挑んでいくとの決意を込めて演奏させていただきました。
スピード感溢れるダイナミックな動きに、繊細かつパワフルなサウンド。そして、次々と展開される「空」を感じさせる演出と、息をもつかせぬショーが繰り広げられました。
これまでのバンガードのショーの中でも、構成・演出・カラーコーディネイトすべてにわたって最高のショーとなった、歴史に残る「Excelsior」は、このビクトリーコンサートで5,000名の皆様に見守られ、真心に包まれて‘ラスト・ショー’を終えました。
1年間かけて創り上げてきたショーを終え、メンバーのどの顔にもすべてをやり切ったとの勝利の笑顔が溢れていました。
会場内の拍手が鳴り止まぬ中、アンコールとして「情熱大陸」を、感謝の思いを込め力一杯演奏させて頂きました。
フィナーレでは、全出演者がフロアに登場し、観客の皆様の真心からの拍手に包まれて、「第11回ビクトリー・コンサート」は幕を閉じました。
最後になりましたが、この第11回ビクトリーコンサートに足を運んでくださった皆様、ゲストとして駆けつけてくださいました野田市立南部中学校吹奏楽部の皆様、柏市立柏高等学校吹奏楽部の皆様、コンサートを大成功に導いてくださった運営、設営スタッフの皆様、そして、これまで私たちを支えてくださった皆様に、メンバー一同心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
私達は、次の「勝利の10年」を目指し、この日より新たな戦いを開始いたしました。これからも常に挑戦の心を忘れずに、さらに強いバンガードを目指してまいります。今後とも、創価ルネサンスバンガードへのご声援を何卒宜しくお願いいたします。

創価ルネサンスバンガード 楽団長 織田信幸