平和都市広島
2008フラワーフェスティバル出演

Report 2008.05.03


私達、創価ルネサンスバンガードは、5月2日、3日の日程で、広島市で行われた「2008ひろしまフラワーフェスティバル」に出演をさせて頂きました。30℃近い暑さの中、多くの方々より熱い声援を頂き、無事に大成功で終えることができました。皆様、大変にありがとうございました!

この広島フラワーフェスティバルは、ゴールデンウィークに行われる日本3大祭りの一つに数えられ、毎年約150万人以上が来場。会場は平和記念公園を中心に、パレードとステージショーが行われ、パレード沿道には約20万人、ステージには約1万人の方が見に来られています。
バンガードにとっては、新しいシーズンに入ったばかりで、メンバー入れ替えの時期ということもあり、短期間で新しい演目に挑戦するという大変な戦いとなりました。
しかしながら、「何としても、広島の皆様に喜んでいただきたい!」との思いで、全力で練習を開始いたしました。

フラワーフェスティバルの前日、5月2日。メンバーは新幹線組と飛行機組に分かれ、広島の地へ―。現地にて、ショーステージのセッティングや、パレードコースの下見を入念におこないました。

何といっても広島と言えば、やはり「広島お好み焼き」じゃけん!!練習前に地元出身メンバーの案内で、全員で広島お好み焼きをお腹いっぱい満喫!広島の雰囲気を堪能しました。

夕方からは、「創価学会広島池田平和会館」にて最後の調整を行いました。練習中には思いがけなく、地元・広島の同志の皆様が続々と見に来て下さり、横断幕を掲げて歓迎してくださる方もいらっしゃいました。さらに夜食にと、おにぎりの激励までも頂戴しました。皆様、本当にありがとうございました!バンガードからは、感謝の思いを込めて「フォーエバー・センセイ」を演奏させて頂きしました。
練習後、メンバーは路面電車に乗り、世界遺産でもある原爆ドームへ。半世紀以上過ぎてもなお、戦争の悲惨さを訴えかける原爆ドームを間近で見て、メンバー一同、明日のフラワーフェスティバルの成功と世界平和への誓いをいっそう強くしました。

迎えた5月3日の本番当日。朝から雲一つない大晴天で、絶好のパレード日和となりました。朝7時半にホテルをチェックアウトし、そのまま平和記念公園内の特設ステージへ。1時間という短いリハーサルでしたが、全員が「フラワーフェスティバルを成功させよう」との思いで真剣に取り組みました。

リハーサル終了後、原爆慰霊碑の前へ移動。
―慰霊碑から見える「平和の灯」は、手首を合わせ、手のひらを大空にひろげた形を表現しており、水を求めてやまなかった犠牲者を慰め、核兵器廃絶と世界恒久平和への願いがこめられています。この火は、1964年(昭和39)年8月1日に点火されて以来ずっと燃え続けており、「核兵器が地球上から姿を消した時にこの火を消そう」という反核悲願の象徴となっています―
全員でこの平和の灯が一日も早く消えることを切に願って、祈念いたしました。

衣装に着替え、パレードのスタート地点となる平和大通りへ。すでに日も高く、気温も上がり、朝はいなかった観客もこの時間には沿道に集まって賑わってきました。 そして12時。聖火ランナー、ハーレー隊が先発し、いよいよバンガードのパレードがスタートです!!
ファンファーレが高らかに鳴り響き、「フォーエバー・センセイ」「情熱大陸」「イン・ザ・ストーン」と続けて演奏。 沿道にはたくさんの同志の皆様が足を運んでくださり、惜しみない拍手と声援を送ってくださいました。「来てくれてありがとね!!」との声が胸に響き、パレード中にもかかわらず、目頭が熱くなりました。

約40分間のパレード終了後、わずかな時間ではありましたが、原爆資料館を見学しました。初めて訪れるメンバーもおり、とても強い衝撃を受けていました。
「8時15分をさして止まった懐中時計」、「ご飯が炭になった弁当箱」、「ボロボロの衣服」など、原爆の惨劇を目の当たりにし、「戦争は絶対悪である。二度とこんなことがあってはならない。」という怒りとともに、「平和のために戦う」という決意を改めてさせて頂きました。

広島遠征もいよいよ大詰め。特設ステージ(カーネーションステージ)で、ショーを披露させていただきました。一万人もの観客が「続きましては、創価ルネサンスバンガードの皆さんです。」との司会の声に、大きな拍手で迎えてくださいました。
バッテリーのソロで始まり、続いて「イン・ザ・ストーン」を演奏。その後、MCを務めてくださいました西村恭仁子さんの絶妙なトークで会場が一気に盛り上がり、メンバーと観客が一つになっていく感じがしました。さらに、セクション別演技と続きました。

途中、MC西村さんからの「バンガードに入ってみたい人?」という問いかけに、小学生の男の子が返事をし、トランペット8名の前で名指揮を披露。楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後の曲「情熱大陸」を演奏しました。曲が終わっても拍手が鳴り止まず、アンコールにお応えして、フラワーフェスティバルのテーマ曲「花ぐるま」をブラスアンサンブルで演奏。続いて広島東洋カープ応援歌「それ行けカープ」を全員で元気いっぱい演奏しました。カラーガードが、カープの帽子をかぶり、舞台の中央で「巨大鯉のぼり」を振ると、会場の熱気も最高潮に!
ラストに「勝利の歌」を演奏し、すべての演技を終了しました。会場からは私達がステージを去る最後の最後まで、惜しみない拍手を送って頂きました。

息つく間もなく、着替え、片付けをし、ステージショーが終わった30分後には、広島空港に向かうバスに駆け込み、一路東京へ。あっという間に過ぎ去った2日間でした。
私達は今回の広島遠征を通し、平和に対する思いをさらに強固なものにさせていただきました。沿道で、三色旗を振り、汗を流しながら、ゴール地点までついて歩いてくださった方々、涙で頬を濡らされていた方々、またバンガードが広島で出演できるようご尽力下さった方々。すべての方々に心から感謝するとともに、私達は、これからも「平和と文化の先駆者(バンガード)」として、皆様に喜んでいただけるよう頑張ってまいります。本当にありがとうございました。

創価ルネサンスバンガード
トランペットパートリーダー 藤原 元 (広島出身)